まひろのライトノベル感想文

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【レビュー】探偵はもう、死んでいる

探偵はもう、死んでいる

 

探偵はもう、死んでいる。(1) (MF文庫J) [ 二語十 ]

価格:704円
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※この記事は若干のネタバレを含みます!

 

 表紙にいる彼女、そう、物語のヒロイン・シエスタは物語開始の4年前に命を落としている。名探偵・シエスタの助手を務めていた主人公・君塚君彦はシエスタと死に別れた後、平和な日常を過ごしていた…。が、彼の元に人を探しているという少女・夏凪渚、宝石を盗まれないようにして欲しいと依頼するアイドル・斎川唯が現れ、さらには、かつて共に名探偵の助手をしていた少女とも再開し…彼は再び探偵の仕事に戻っていく…。

 タイトルの通りヒロイン死んでます。はい。でも、物語の本筋が進行する度にシエスタの過去についても明らかになる同時進行は凄い良い。こういう作品でありがちな、なぜ死んでしまったのかみたいな死の真相は今作では明かされないけど、とても満足出来る。さらに、大抵の作品の表紙はイメージビジュアル的な側面を多く持つけど、今作は思っきし物語の一部。だから凄い鳥肌立つ。

 次巻で、シエスタの過去をより深くやるらしいので早く読みたい。