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【レビュー】キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦6

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦6

 

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦6 (ファンタジア文庫) [ 細音 啓 ]

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王女暗殺未遂事件で女王・ミラベアを襲った犯人を探るため、名目上護衛として主人公・イスカたち第907部隊の面々と共に王宮に急ぐ第三王女・シスベルだったが、そんな彼女らの前に現れたのは、裏切りの疑いがかかっている第一王女・イリ―ティアだった。彼女の提案により彼女たちルゥ家の別荘に向かうことになったイスカたち。さらに、イリ―ティアを止めるために現れたイスカのライバルである第二王女・アリスによって一つ屋根の下、三姉妹による修羅場が始まる……。

そして、秘密裏に動いていた帝国軍によって魔女たちの楽園であるネビュリス皇庁にさらなる混乱が訪れようとしていた───。

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一言で表すのなら「嵐の前の静けさ」となってる内容。今作はあまり物語自体は進みませんが、その分各陣営の思惑がより強調される感じになっており、今後の展開に目が離せなくなってます。また、この作品では毎度のこと、主人公・イスカは敵対関係であるアリスやシスベルに好意を寄せられ、常に引っ張りだこな状況に陥っていますが、今作ではそこに長女のイリ―ティアまでもが参戦して、もはや、羨ましいを通り越して可哀想になってるなと思いました。また、今作から登場する新キャラも多く、次巻がより一層楽しみになる内容になってると思います。