まひろのライトノベル感想文

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【レビュー】ライアー・ライアー2 嘘つき転校生は小悪魔先輩に狙われています。

ライアー・ライアー2 嘘つき転校生は小悪魔先輩に狙われています。

 

ライアー・ライアー2 嘘つき転校生は小悪魔先輩に狙われています。 (MF文庫J) [ 久追 遥希 ]

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※この記事は若干のネタバレを含みます!

 

 主人公・篠原緋呂斗の通う英明学園で伝統的なイベントである区内選抜戦が行われようとしていた。区内選抜戦とは、一週間で生徒総数9000人が連戦で最後の一人になるまで続く鬼サバイバルであり、緋呂斗は最強の座を死守するためにもメイド・姫路白雪をリーダーとする組織《カンパニー》のサポートのもと準備を進め、万全の状態で挑む、はずだった。だが、そんな緋呂斗、白雪の前に現れたのは、別名”小悪魔”と呼ばれる先輩・秋月乃愛で、彼女はなぜか緋呂斗の行動を全て先読みしており…。さらには、白雪が秋月の手によって敵対し、《カンパニー》の協力までもが得られなくなってしまう。そんな中、緋呂斗に手を差し伸べてくれたのは、彩園寺更紗だった。お互いの嘘を守るための協力関係にある更紗と共に緋呂斗は区内選抜戦に生き残り、白雪を救うために秋月との負けられない勝負に挑む─。

 嘘の嘘による嘘つきの物語の第二弾にあたる今作。話の内容も、なにかと説明の多かった前作と違い、区内選抜戦をじっくりとやってて、白雪、秋月との勝負と盛り上がるところもあったのが良かった。さらに、秋月戦での緋呂斗・白雪間での伏線回収はアツかった。やっぱりバトルものとかであるハラハラする中での伏線回収はスカッとして気持ちいい。

 キャラ描写も《カンパニー》の電子機器担・加賀谷さんの有能さを知り、更紗が”女帝”と呼ばれるに相応しい実力者であることも分かってよかった。さらには、緋呂斗を負かせるために裏で動きだした者も登場して物語がますます加速してきたので次巻を早く読みたい。