まひろのライトノベル感想文

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【レビュー】さいはての終末ガールズパッカー

さいはての終末ガールズパッカー

 

さいはての終末ガールズパッカー(1) (電撃文庫) [ 藻野 多摩夫 ]

価格:693円
(2020/11/8 16:21時点)
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 この世界はじきに滅びる───。

 百億歳を超え燃え尽きようとする太陽。それによって凍える世界となり終わりへと近づく世界。そこで出会った未熟な人形技師のレミと記憶を失い二百年も眠っていた自動人形《オートマタ》の少女リーナ。しかし、リーナの左腕は動いておらず、そんなリーナの腕を直すため、二人の少女は東の果てに存在しているといわれる《楽園》エリシウムを目指す。

そこで待ち受ける過酷な運命に二人は翻弄されていく───。

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ディストピア異世界で起こる二人の少女の冒険活劇。ちょっぴり悲しくなるお話ですが、なぜ私は買っていしまったのだろうか…。悲しくなる作品はあまり好きではないのに…。なぜか手が伸びてしまったんだ…。

と、最初はこんな後悔していた私でしたが、読み終わったころにはよくわからない気分になっていました。悲しいのにどこかほっこりもし、うれしくもなる。ホント尊いですね……。

 

ポイント

  1. レミとリーナのやり取りが癒しです。この二人のまるで姉妹のような関係性が物語に温かみを与えてくれます。
  2. この滅びかけた世界で生きる人々の生活が垣間見ることができます。どこも必死で生きているのを感じて物語に入り込みやすいです。
  3. イラストがとにかくきれいです。特に終盤の挿絵は物語のラストに相応しいものになっていて必見です。