【レビュー】転生魔王のジュリエット
転生魔王のジュリエット
転生魔王のジュリエット(1) (ファンタジア文庫) [ 久慈 マサムネ ] 価格:693円 |
北方魔族《テンペスト》に対抗するために設立されたグランマギア魔法魔術学院。そこに通うブレイズ共和国出身の魔術師・ハルトは敵国、アブソリュート帝国の第一王女・イリスと恋仲の関係にあった。しかし、彼らには秘密があった。それは、互いが「魔王の半身-ジュリエット-」を宿しており、結ばれる。即ち、「セックス」をすると世界が滅びるというものであった───。
人の前では宿敵を演じて、二人きりの時には仲睦まじくしている彼らだったが、魔王の呪いは彼らを結ばせようと作用し……。さらには、彼らを結ばせようとする組織まで現れる……。
「魔王の半身」を宿した二人は運命に抗い、立ちはだかる全てを打ち砕くために奔走する───。
「魔装学園H×H」の久慈マサムネと「ハイスクールD×D」のみやま零のタッグが贈る異世界ロミジュリ。
何より驚愕したのが、敵の狙いが「セックス」をさせるという頭おかしいようなことを、バカ真面目に計画しているということ。最初見たときは目を疑った。いやまあ、作者が「魔装学園」の人な時点で割と察してはいましたよ。はい。
だけど、そのおかげもあって、シリアスな場面もさっぱりと読むことができるので、割と読みやすかった。
今作では、まだ根本的な解決には至ってないので、これからどう展開していくかが楽しみ。