まひろのライトノベル感想文

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【レビュー】Re:ゼロから始める異世界生活16

Re:ゼロから始める異世界生活16

 

Re:ゼロから始める異世界生活16 (MF文庫J) [ 長月 達平 ]

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感想(1件)

※この記事はテレビアニメ2期の若干のネタバレを含みます!

「聖域」での戦いから一年、スバルたちエミリア陣営は王選へ向けて準備を進めていた。そんな充実した日々は同じ王選候補者であるアナスタシア・ホーシンからの招待状で幕を閉じる──。パックを取り戻すための魔晶石を得るためにスバルたちが訪れたのは水門都市プリステラ。そこで待っていたのはアナスタシアだけでなく、かつて共に白鯨攻略を行ったクルシュやフェルトが同じように招待されていた。穏やかな時間を過ごしていた彼らであったが、その裏で魔女教が動いており……。そしてスバルの前に「魔女教大罪司教『憤怒』」を名乗るシリウス・ロマネコンティが現れ───。

───スバルの絶望との新たな戦いの火ぶたが切って落とされる。

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区切るとすれば、第五章の始まりとなる物語です。今回の舞台は水門都市「プリステラ」。スバルの言葉を借りるとすればヴェネチアに近い雰囲気を感じるところだそうですが、文章を読んでいるだけでも素晴らしい景観であると予感できました。

今作には新キャラとして吟遊詩人であるリリアナが登場します。彼女の性格は一言で表すと「アホ」なんですが、歌に関しては別で、「歌姫」と呼ばれるほどに素晴らしい魅力を持っているキャラです。おそらくこの章のカギを握っているキャラクターだと思っています。また、クルシュ陣営とフェルト陣営が揃っていることもあり、ラインハルトとヴィルヘルムの間にあるアストレア家の確執にもスポットが当たっており、目が離せません。そして、暗躍する魔女教と、現れた「憤怒」の大罪司教。集結する王選候補者たち。もしかすると、とてつもない大乱戦になるのではないかととてもワクワクしてしまいます。