【レビュー】ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。
ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。
ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。 (MF文庫J) [ 久追 遥希 ] 価格:682円 |
区内選抜戦が終わった矢先、“ニセモノの彩園寺更紗”が現れる。そんな通称“影武者”は、次なる《決闘》、五月期交流戦にて本物の彩園寺更紗がどちらかを決める勝負を仕掛けてきた。五月交流戦は各校選抜された五人一組のチーム戦で行われる大規模決闘であり、主人公・篠原緋呂斗にも四人の仲間ができたのだが…。実力はピカイチだが、仲が悪くお互いの足を引っ張ってしまう先輩二人によってチームワークは最悪なものに…。さらに、“影武者”の対処もしなければならない中、他校には、条件さえ揃えばどんな敵も一撃で葬ってしまう“鬼神の巫女”なんて強敵も現れ、緋呂斗たち英明学園は苦戦を強いられることになる───。
今回は一、二巻と違って初めてのチーム戦が行われます。しかし、チームメイトは曲者ぞろい。新キャラとして瞬間記憶能力を持っていると噂の通称“千里眼”と呼ばれる英明学園生徒会長・榎本進司、動体視力と反射神経が飛びぬけている三年生・浅宮七瀬の二人が登場しますが、この二人、相性が悪く二人揃うと互いの足を引っ張ってしまうというデメリット持ちで、癖が強いです。そして今回挑む《決闘》も一言で表すと陣取りゲームなのですが、細かく役職が決まっていたり、各個人が所有するスキルなども含めるととても複雑なルールとなっていて、理解するのにも少し時間を要してしまいました。(時間を要したといっても、私の理解力が足りていないということなので悪しからず)
今作だけでは《決闘》は完結しておらず、まだまだ“影武者”の正体など謎が多く残っているので四巻が楽しみです。(まだ詳しくは分かっていませんが、私好みのキャラも出てきたので、そのキャラが四巻でどのような動きをするのかが楽しみです。)