まひろのライトノベル感想文

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【レビュー】探偵はもう、死んでいる。3

探偵はもう、死んでいる。3

 

探偵はもう、死んでいる。3 (MF文庫J) [ うみぼうず ]

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ある日突然さらわれた君塚、夏凪、斎川、シャル。そこで彼らは名探偵・シエスタの死の真相を知った。しかし、そこに現れたシエスタそっくりの少女は言った、「今の映像に隠された間違いを探してほしい」と……。そして、失われていた夏凪の記憶が思い起こされるのを切っ掛けとし、斎川、シャルに隠された真実も明らかになっていく。シエスタが犯した一つのミス。すべてが明らかになるとき物語にエピローグ……否、プロローグが訪れる。

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前作にて判明したシエスタの死の真相。それを君塚たちが知った直後から物語は始まります。今作では夏凪の過去や、斎川の生い立ち、シャルの使命、それぞれにシエスタとのかかわりが存在し、時系列も現在と過去を行き来します。場面転換が多く行われることによってまず飽きが来ません。また1、2巻の内容も含めた上での伏線も張ってあり、もう一度1、2巻を読み返したくなってきます。とにかく伏線の回収が凄く感嘆のため息しか出ません。今作までを含めて一つの大きな物語終結し、新たな物語が始動する、このストーリー構成の全てが丁寧に繋がっていて、素晴らしい作品になっていると思います。